こんにちは。看護師歴28年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です
お風呂から上がり、着替えた後にショーツが濡れてしまうことはありませんか。
このようなお風呂上がりにショーツが濡れてしまう原因のほとんどが膣からのお湯漏れです。
しかし、膣にお湯が入ってしまうなんて想像がつかないし、ショーツが濡れた=尿漏れと思ってしまう人って少なくありません。
尿道から出てきたのか膣からなのかなんて分かるでしょ!と思うかもしれませんね。
でも、いざ自分がなってみると尿漏れというマイナスなイメージが先行して不安になり冷静に判断できなくなるものです。
そのため、今回は膣からの湯漏れなのか尿漏れなのかを見分けるポイントをお伝えします。
ポイントは、下の3つです。
- お風呂上がり以外に漏れることはあるのか
- 臭いはあるか
- 湯漏れ対策をしてみての変化は?
お風呂上がりの膣からの湯漏れを尿漏れだと不安になるのは
お風呂上りにショーツが濡れてしまうのは、湯船に入ると膣にお湯が入り込んでしまうからです。
膣にお湯が入ってしまうのは、膣のゆるみが原因で特に産後の方にこのお湯漏れは多くみられます。
しかし、お湯漏れは産後でなくても骨盤底筋が衰えていれば誰にでも起こり得ます。
そして、自分の膣のゆるみは気が付きませんから、お湯漏れだと思わずに尿漏れだと勘違いしやすくなります。
または、お湯もれ自体知らないという女性も少なくありません。
尿漏れしたと不安だったけどお湯漏れだったという事例
実際に、以前LINEでこのようなご報告がありました。
この女性は、50代女性で腰椎ヘルニアあり、ヘルニアの悪化で尿漏れするようになったと不安でいたそうです。
そんな時、私の湯漏れ対策の記事を読み、それを実践しくださって尿漏れじゃないことに気づいてホッとしたそうです。
そして、私はお返事で骨盤底筋トレーニングを頑張るようにとお伝えしました。すると、その方から約20日後にこんな嬉しい連絡がありました。
なんと、骨盤底筋を意識して締めるようにトレーニングをしたところ、お湯漏れが良くなった実感があるとのことでした!
このように、膣からのお湯漏れなのか尿漏れなのかと悩む女性は少なくないと思います。
もし、不安な方は次の紹介するポイントをしてみてください。
膣からの湯漏れと尿漏れを見分けるポイント
ポイントは基本的な3つです。
- お風呂以外に漏れることがあるのか
- 臭いはあるか
- 湯漏れ対策をしてみてどうか
1.お風呂上がり以外に漏れることがあるのかどうか
お風呂上がり以外にショーツが濡れるかどうかは重要なポイントです。
ショーツが濡れてしまったというショックから冷静に判断できないことがありますから、自分はどんな時にショーツが濡れているか落ち着いて観察してみましょう。
そして、もしお風呂以外でショーツが濡れることがあるのなら、それは尿漏れの可能性が高くなります。
尿漏れの可能性が高い時は、くしゃみやジャンプで漏れるのか、それともトイレに行きたいと我慢できなくて漏れるのかをチェックしてみましょう。
なぜなら、尿漏れタイプには5つあり対応が異なるからです。
くしゃみや我慢できない尿漏れは以下のタイプになります。
- くしゃみやジャンプで漏れるのを腹圧性尿失禁
- トイレに行きたくが我慢できずに漏れるのを切迫性尿失禁
2.臭いはあるかどうか
ショーツが濡れてしまった時、わざわざ服を脱いでショーツの臭いをかぐことはないでしょう。
しかし、尿道から出ているのか膣から出ているのかが分からなければ、これで判断することも大切です。
膣からのお湯漏れでしたら臭いはしませんので一度チェックしてみましょう。
3.お風呂上りにお湯漏れ対策をしてみる
お風呂上がりの膣からのお湯漏れには、湯船の入り方と体の拭き方を工夫すれば着替えてからのショーツの濡れは予防できます。
湯船の入り方
湯船には、お尻をずりっとして背をよりかからず、正しい姿勢で入りましょう。
体の拭き方
着替える前に膣に入ったお湯を下記の方法で出してしまいましょう。
- バスタオルをロール状にする
- そのバスタオルを股間に当て挟む
- 強く腹圧をかける
- もしくは、しゃがみ込んで腹圧をかける
これでお風呂上がりにショーツが濡れないのなら膣に入ったお湯が原因であり尿漏れではありません。
お風呂の時に膣に入ったお湯漏れについて詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ
女性の尿漏れ お風呂上りの尿漏れを改善すた3つの対策を教えます!
まとめ
いかがでしたか。
膣からのお湯漏れと尿漏れ、出てくるところが違うから分かりそうなものと思いがちです。
しかし、膣のゆるみは気づかず、常に尿漏れの不安があると意外と判断できなくなるものです。
膣からのお湯漏れなのか尿漏れなのかを確認したい時は下記の方法を試してみてください。
- お風呂上がり以外に漏れることがあるのか
- 臭いはあるか
- 湯漏れ対策をしてみてどうか
また、お湯漏れがあるということは骨盤底筋が衰えているというサインです。
お湯漏れを根本的に無くすためには骨盤底筋を鍛えることが大切です。
骨盤底筋を効果的に鍛えるためには骨盤底筋だけに意識的に動かすトレーニングが必要となります。
正しい骨盤底筋トレーニング方法をマスターしたいという方はお気軽にご連絡ください。
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