こんにちは。看護師歴28年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です
骨盤底筋トレーニングを受けてくださった53歳女性の方の感想をご紹介します。
今回ご紹介するお客様は、腹圧性尿失禁で骨盤底筋トレーニングを受けに来てくださいました。
しかし、話を伺っていくと尿漏れだけではなくGSMの可能性も考えられました
GSMはまだまだ知られていない症状です。これは閉経後の女性にみられる症状で、閉経後泌尿生殖器症候群と言います。
プロフィール
- 53歳、Hさん
- 尿漏れが気になる
- 出産経験なし
- 閉経されている
骨盤底筋トレーニングの感想
※個人の感想のため全ての人に当てはまるわけではありません。
1.相談前のお悩み
尿漏れ
2.相談前にそのお悩みに対して何をしてきましたか
- 泌尿器科の受診 → 服薬
- 骨盤底筋トレーニング(YouTubeで見て)
3.なぜ相談しようと思いましたか
- 正しくトレーニングできているのか不安だった為
- 転職にむけて不安要素を減らしておきたかった為
4.本日トレーニングを受け、また相談してみてどうでしたか
自分で行っていたトレーニングが正しくなかったことが分かり正しいトレーニング方、イメージの方法を知ることができて良かったです。
また、色々な情報も教えていただけました。
5.どんな人にお勧めしますか
- デリケートゾーンの不調で悩んでいる方
- 同年代の方
6.その他全体の感想やなんでも
じっくりお話を聞いて頂き、また、色々なことを教えて頂きありがとうございました。
誰か知人、友人にこちらの教室の存在を教えてあげられたらと思います。
Hさんの尿漏れはどんなタイプなのか
まず、尿漏れには5つのタイプがあります。
- 我慢できないで漏れる切迫性
- くしゃみやジャンプで漏れる腹圧生
- 上の2つが混ざった混合生
- 溜まって溢れ出る[ruby]溢流性[rt]いつりゅうせい[/rt][/ruby]
- 足腰が悪るてなどで漏れる機能性
尿漏れタイプについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
尿漏れタイプ別の治療法と対策を分かりやすく説明します!
女性に多い尿漏れは1〜3のタイプになります。
Hさんに尿漏れの状況を詳しく伺うと、Hさんはトイレを我慢することができるし慌てることもないと。これらから1の切迫性の尿漏れでないことが分かります。
そして、ヨガをしていて漏れそうになったことが何度かあったということなので、2の腹圧生の尿漏れの可能性が高い。泌尿器科でもそのように言われたとことでした。
しかし、その他の行動では腹圧がかかって漏れるという状況はないとのことでした。
その後、深くお話を伺っていくと、Hさんは尿漏れが気になり常にパッドをされていて、汗なのか尿漏れなのかハッキリと分からないともおっしゃっていました。
またHさんは、夏頃にトイレが近くなり泌尿器科を受診。尿検査は問題はなく漢方を内服し改善したとのこと。
以上からいうと、Hさんの尿漏れタイプはハッキリ断定できない状況なんです。
しかし、今年の夏頃から排尿に関してや、陰部あたりの不調が増えているのは間違いないんです。
Hさんのように尿漏れのタイプがハッキリしない人は沢山いらっしゃいます。
そんな時は、泌尿器科を受診してきちんと尿検査などをし考えられる問題を1つずつ消していくことが大切です。
Hさんの状況は尿漏れ以外もGSMが考えられる
Hさんに考えられる尿漏れ以外のもう一つのことは、GSMというものです。
GSMとは、閉経関連泌尿生殖器症候群といいます。
これは、閉経した女性に現れる陰部周辺の不調を総称したもの。
閉経すると女性ホルモンが低下し膣分泌物が少なくなる為、膣周辺のヒリヒリや痒みなどの不快感や痛みを訴えることがあります。
また、粘膜が薄くなり炎症を起こしやすくなったり尿漏れも起こりやすくなるんです。
HさんにGSMについて詳しく説明をすると、Hさんは「初めて知りました」と。そして、HさんにはGSMのような症状に心当たりが沢山あったんです。
GSMには、陰部や膣周辺の刺激を少なくすることが大切。
Hさんは明らかな尿漏れはないのに気になるということで24時間パッドを使用していました。
パッドの表面はコットンでできていても下はビニールシートになっていますので通気性が悪いんです。
それを四六時中していれば皮膚はタダれます。Hさんに伺うとやはりタダれ気味とおっしゃっていました。そのため、パッドは外すようにアドバイス。
その他、トイレ後の拭き方や洗い方などアドバイスさせて頂きました。
GSMについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
閉経後の女性の不快な症状の1つ陰部の痛みやかゆみについて
まとめ
今回ご紹介したHさんは、尿漏れというよりはGSMの症状がメインだったと考えられます。
閉経後の女性の陰部周辺の不調をGSMと総称することはまだまだ知られていないのが現実です。
そのため、婦人科や泌尿器科を受診しても尿検査などをして問題なしと終わってしまう女性も少なくありません。
GSMがあった場合、基本的にはその症状ごとに対応していきますが下記のように日常で自分でできること気をつけることで軽減できます。
- 肌・粘膜への刺激を避ける
- 石鹸でゴシゴシ洗わない
- 排尿後は押さえ拭きで優しく
そして、このGMSには骨盤底筋トレーニングが有効です。
それは、骨盤底筋を動かすことで骨盤ないの血流量が増すため違和感や不快感が軽減すると言われているからです。
女性にとって骨盤底筋トレーニングはメリットばかりです!
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