GSM閉経後の不快な症状の1つ陰部の痛みやかゆみについて

子宮脱(骨盤臓器脱) 看護師からのアドバイス

陰部の不快アイキャッチ

こんにちは。看護師歴25年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です

閉経後の外陰部の不快感やヒリヒリ感、痒みなどを総称してGSMというのをご存知ですか。

以前は老人性膣炎と言われていた症状です。

 外陰部の痛みや痒みはどうして起こるのか?

排尿パターン2

閉経によりエストロゲンが減少することで女性は全身に様々な症状が起こるります。そして、その症状は個人によって大きく異なります。

GSMは女性ホルモンが低下し膣周辺の血流や膣内の分泌物が減って起こる不快な症状です。

膣内の分泌物が減り乾燥すると膣周辺の粘膜は薄くなってしまいます。そして、膣内を綺麗に保つ機能が低下し細菌感染しやすくなります。

そうなると、ヒリヒリする痛みや痒みなどの不快な症状が起こります。

更年期症状の種類

更年期症状

更年期症状でよく耳にするのがホットフラッシュや動悸・めまいなどではないでしょうか。

しかし、女性ホルモンは様々な器官に関与していますのでその症状は多岐にわたります。

精神神経症系の症状

頭痛、めまい、倦怠感、イライラ、不安、落ち込み、抑うつ、意欲の低下、集中力の低下、不眠など

消化器系

食欲不振、吐き気、下痢、便秘など

血管運動神経系

のぼせ、ほてり、発汗、手足の冷え、動悸、息切れ、脂質異常、むくみなど

運動・関節系

手のこわばり、腰痛、肩こり、関節痛、骨粗鬆症など

皮膚・分泌系

皮膚や粘膜の乾燥、ドライマウス、ドライアイなど

泌尿器・生殖器系(GSM)

月経異常、頻尿、尿失禁、膣萎縮、性交痛、性器下垂感、おりもの、外陰部不快感(ヒリヒリ、かゆみ)など

GSM 陰部の不快感の7つの対処法

更年期症状の治療法としてHRTというホルモン補充療法や漢方などが一般的です。

しかし、外陰部のかゆみやヒリヒリ感には局所的な対応が必要になります。

陰部や膣の保湿するオイルや軟膏があります。また自分でもできるケアもあるのでご紹介します。

1. 石鹸で洗わない

お風呂イラスト

石鹸できれいに洗えば痒みが減ると思う女性も多いのですがそれは逆効果です。

陰部に不快感があるならお湯で洗い流すだけにしましょう。

膣は本来強い酸性を保っており自浄作用があります。しかし、石鹸で洗い過ぎるとその環境が壊れてしまい感染しやすくなりますし乾燥して症状が悪化する場合があります。

どうして石鹸で洗いたい時は、泡立てた石鹸で簡単にさっと洗いすぐに洗い流しましょう。

現在はデリケートゾーン専用の石鹸がありますのでそちらを使用するのもよいでしょう。

2. 膣錠や軟膏

軟膏

膣錠や軟膏で局所的なHRT(ホルモン補充療法)があります。

局所的に使用する場合も胸が張ったり不正出血したりなどの副作用が出ることもあるので使用する時は注意しましょう。

乳がん既往歴がある人は、自己判断で使用せず主治医と相談しましょう。

また、膣や陰部の不快感専用のオイルなどもありますので試してもいいでしょう。しかし、使用してみて悪化する場合はすぐに中止し女性泌尿器科か婦人科でみてもらいましょう。

3. 服装に注意する

服装

皮膚に痒みやヒリヒリなどの症状がある場合は、皮膚の刺激を避けるのが一番です。

ガードルやきついデニムなどの陰部が締め付けられるような窮屈な服装はやめましょう。

下着の種類も化繊より肌に優しい綿100%のにしましょう。

4. 拭き方に注意する

女性は、尿道や膣にバイ菌が入らないように前から後ろに拭きます。

しかし、擦ることで皮膚に刺激を与えてしまいます。

そのため、排尿後に紙で拭く時は擦らずに優しく圧迫し尿道に残っている尿を出すようにそっと押し拭きにしましょう。

5. ウォシュレットを使用しない

ウォシュレットの様な温水洗浄便座は清潔ではありません。

水が出てくるノズルにはバイ菌がたくさんいます。そこから出てくる水はバイ菌を含みますので綺麗ではありません。

膣の自浄作用が低下し粘膜が薄いため感染を起こしやすい状態ですのでウォシュレットの使用はやめましょう。

ウォシュレットの使用は繰り返す膀胱炎の原因の1つです。

どうしても使用したいなら排便の時だけにしましょう。

6. おりものシートを使わない

陰部の不快感で清潔にするためにおりものシートを常に使用している方がいます。

これは逆効果になる可能性が高いです。

なぜなら、シートの裏には粘着テープがついており通気性が悪くなりますので皮膚に負担がかかり不快感を悪化させるリスクになります。

7. 骨盤底筋トレーニングを積極的にする!

更年期による外陰部のヒリヒリした痛みには骨盤底筋トレーニングが有効です!

骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋は上の図のように恥骨と尾骨を繋いだハンモック状になっています。

そして、その中央に尿道・膣・肛門があります。

骨盤底筋を積極的に動かすことでこれらの組織の血液循環量が増加し血行が良くなります。

そのため、骨盤底筋トレーニングをすることで外陰部や膣のヒリヒリ感などの不快感に良い効果があると言われています。

閉経関連性器尿路症候群

GSMの意味は以下になります。

Genitourinary(生殖器) Syndrome(症候群) of Menopause(更年期・閉経)

最近は、テレビ番組でも目にするようになり認知が少しずつ広まっています。

GMSとは

この記事で紹介した外陰部の痒みやヒリヒリとした痛みの症状がGMSになります。

つまりGMSは、閉経後に起こる泌尿器・生殖器系のトラブルの総称です。

このGMSを悪化させる原因に尿漏れがあります。

それは、尿漏れで皮膚が汚染されてタダレやかゆみなどの症状を悪化させてしまうからです。

尿漏れも外陰部の不快感も女性にとって言いにくい症状です。そのためギリギリまで我慢してしまいます。そうすると症状はドンドン悪化してしまいますので注意しましょう。

どこに行けばいいのか?

医師たち

外陰部のかゆみやヒリヒリ感であれば泌尿器でも婦人科でもどちらでも大丈夫です。

尿漏れもがあるなら女性専門の泌尿器科を受診することをお勧めします。

泌尿器科に抵抗があるなら婦人科でも大丈夫です。

受診に抵抗が強い場合は女性の医師を探してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、閉経後の陰部の不快な症状、GSMについて書いてみました。

GSMについてまだまだ知らない女性は多いと思います。

しかし、閉経にならなくても女性なら一度は外陰部の不快感を味わったことがあるのではないでしょうか。

その不快感が閉経後に常に感じるとしたら辛いですよね。

もし、この記事を読んで心当たりがあるのだとしたら躊躇せずに受診してくださいね。

このような症状で悩まれている方は実は少なくありません。

恥ずかしいことではありませんので女性泌尿器科または婦人科を受診してください。

また折角なので、最後に更年期症状の治療時に用いられるSMIという更年期症状の点数を紹介します。

更年期症状かもと心当たりのある方は是非やってみてくださいね。

【簡略更年期指数 SMI】

症状点数
①顔がほてる10630
②汗をかきやすい10630
③腰や手足が冷えやすい14950
④息切れ・動悸がする12840
⑤寝つきが悪い・また眠りが浅い14950
⑥怒りやすく、すぐイライラする12840
⑦クヨクヨしたり、憂うつになることがある7530
⑧頭痛・めまい・吐き気がよくある7530
⑨疲れやすい7420
⑩肩こり・腰痛・手足の痛みがある7530
合計点

★SMIの評価

0~25点上手に更年期を過ごしています。これまでの生活を続けましょう。
26~50点食事・運動に気を付けて注意いしていきましょう。
51~65点更年期・閉経外来を受診しましょう
66~80点長期間にわたる計画的な治療が必要
81~100点各科の精密検査に基づいた長期の計画的な治療が必要

お申し込み

 サービス詳細

[wp-svg-icons icon=”bullhorn” wrap=”i”] 完全予約制
[wp-svg-icons icon=”bullhorn” wrap=”i”] 営業時間:9:00 ~ 21:00 土日祝日も可
[wp-svg-icons icon=”bullhorn” wrap=”i”] 場所:神楽坂駅1a出口徒歩2分、牛込神楽坂A3出口徒歩3分、東京メトロ飯田橋駅B3出口徒歩7分
[wp-svg-icons icon=”bullhorn” wrap=”i”] 新規来店無料相談 60分、新規オンライン相談60分5,000円

 完全予約制
 営業時間:9:00 ~ 21:00 土日祝日も可
 場所:神楽坂駅1a出口徒歩2分、牛込神楽坂A3出口徒歩3分、東京メトロ飯田橋駅B3出口徒歩7分
 料金(税込):初回来店90分16,500円、初回オンライン90分13,500円、初回相談のみ60分9,800円
※クレジットカード可(JCB以外)

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