産後に膣のゆるみが気になる…それ本当に膣がゆるんでるの?

子宮脱(骨盤臓器脱) 看護師からのアドバイス

こんにちは。看護師歴25年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です。

産後に膣がゆるんだと聞くけど本当にゆるむの?って心配になりますよね。

膣は筋肉で出産の時は伸び、また膣まわりにある骨盤底筋もひき伸ばされて出産します。

そして、出産時に疲れ果て傷ついた体は自然に治す力やホルモンの力を借りて元の体に少しずつ戻っていきます。

そのため、出産時に伸びた膣はたいてい元に戻ります。

戻るスピードは人それぞれで、おおよそ半年はかかると言われていますが1年以上かかる人もいます。

とても大きな赤ちゃんが出てきたんですから元に戻るのだって時間はかかります。

ではなぜ膣にゆるみを感じるのか…それは以下のことが考えられます。

  • 陰部が開きやすい
  • 骨盤底筋が筋力低下

これらの理由から膣がゆるんだと感じやすくなります。

実際には、膣のゆるみではなくその周りにある骨盤底筋による影響が大きいのです。

しかし、膣のゆるみは日常生活ではあまり支障を感じないでしょう。

どちらかと言えば出産による尿漏れの方が生活の質は低下します。

では、なぜそんなに膣のゆるみが気になるのか?

それは、パートナーの反応が気になるのではないでしょうか?

もし、膣のゆるみによるセックスの心配をしているとすれば、それは女性側だけの問題ではありません。

子どもを産んで起きたことですからパートナーにだって関係あります。

そして、産後の女性の体は、赤ちゃんを育てるための体になっていますから性欲は湧きません。

そのため、パートナーには以下のことを理解してもらいましょう。

  • 産後は陰部が開きやすくなっていること
  • 膣のゆるみは時間をかけて戻っていくこと
  • 産後は性欲が湧きにくいこと

産後のセックスを上手くのりきることはパートナーとの関係においても大切なことです。

今回は、産後の膣のゆるみへの対策と産後のセックスをどうやってのりきるかについて書いてみます。

膣のゆるみでパートナーの反応が気になるなら

女性の体は、出産が安全に行われるためにホルモンバランスが変化します。

そして、出産によるダメージで体も変化します。

産後の体の変化でパートナーの反応が気になるなら、まずは出産による体の変化を理解してもらいましょう。

産後は陰部が開きやすくなっている

女性は、尿の出口と膣の入口は陰唇というもので左右からおおわれています。

内側にある小さなビラが小陰唇、一番外側の厚みのあるのが大陰唇です。

出産時は膣の入口とその周辺は強く引き伸ばされますので、この衝撃で大陰唇や膣の入口の形が変形します。

そうすると、出産後は出産前より大陰唇が両脇にパカっと開きやすくなります。

そのため、尿の出口や膣の入口も開いているように感じます。

また、大陰唇は脂肪組織なので痩せたり太ったりでも形は変化しますし、歳を重ねれば張りもなくなりますので余計開きやすくなります。

膣のゆるみは時間をかけて戻っていく

膣は筋肉組織なので伸びた膣は時間はかかりますがホルモンの働きや自分の治す力で元に戻ろうとします。

そして、膣を取り巻く骨盤底筋も出産時に強い衝撃を受け引き伸ばされ傷ついていますがゆっくりと元に戻ろうとします。

そのため、産後早い時期に子宮が落ちてきたり尿漏れあったりしても産後しばらくして改善する方は沢山いらっしゃいます。

しかし、中には戻りが遅かったり筋力が弱かったりで膣がゆるんでいると感じる方はいらっしゃるでしょう。

そこで注目していただきたいのが、膣と骨盤底筋の筋肉の違いです。

膣の筋肉は自分の意思で動かすことはできませんが骨盤底筋は自分で動かせる筋肉です。

そのため、膣は鍛えられませんが骨盤底筋を鍛えれは鍛えられます。

つまり、膣の周りにありにある骨盤底筋を鍛えれば膣のでゆるみは改善できます。

しかし、産後直後は分娩時の衝撃でいろいろな所が傷つきむくんでいます。

傷が治ろうとしている時期は無理に動かすのはやめましょう。

産後の傷の痛みがなくなり、産後の1ヶ月検診時に骨盤底筋トレーニングをしてもよいか医師に確認をしましょう。

産後は性欲が湧きにくい

産後の女性の体は、母乳を出すためと子宮を元に戻すためにホルモンが出ています。

このホルモンは性欲を抑える働きがあり、また女性はこのホルモンにより幸福感や満足感を感じるられます。

このため、産後の女性はセックスをしなくても幸福感が得られている状態です。

そして、女性はいわゆる母性が強くなりわが子を愛しく感じますので意識はパートナーより子どもに向きやすくなります。

育児で忙しいのもありますが、出産後の女性は愛しい我が子に意識が向くようになっているため性欲が湧きにくい状況になのです。

男性は、このような産後の女性の体の変化や心の変化より自分をかまってくれないという寂しさの方が強いかもしれません。

産後は、自分だけでなくあらゆるところで変化が起きています。

言わなくても分かるだろうって思うのではなく1つ1つの変化をパートナーと共有することが大切です。

そのため、このような自分の体と心の変化についてパートナーに丁寧に説明して理解することは大切です。

膣のゆるみと産後の夫婦生活への対策

では、膣のゆるみや出産後のセックス対策をどうすればいいのか。

私が考える対策は以下の2つです。

  • 骨盤底筋トレーニング
  • 夫婦のコミュニケーション

骨盤底筋鍛えよう!と思っても動きが分かりにくい筋肉のためうまくできないかもしれません。

そして、産後のセックスで夫婦のコミュニケーションと言われても何を言っていいのか分からないでしょう。

そこで、私から、自分で骨盤底筋トレーニングをする時の4つのポイントと、出産後のセックスをのりきるための3つ対策についてお話します。

骨盤底筋の鍛え方の4つのポイント

骨盤底筋

骨盤底筋を鍛える時は、自分の骨盤底筋の場所をしっかりと意識して動かすことが大切です。

頑張って骨盤底筋を鍛える体操をしていても、そもそも骨盤底筋を意識できないのなら効果的に動かしているとは言えません。

ポイント1:骨盤底筋の場所を認識する

骨盤底筋の場所は自転車のサドルに当たる部分です。

また、椅子に座ると両方のお尻に骨(坐骨)が当たります。

その両側の坐骨の内側にあり尾骨から恥骨にかけてハンモック状に広がっています。

椅子に座ってトレーニングをする時は、股間にタオルをあててトレーニングをすると骨盤底筋の動きが感じやすくなります。

椅子とタオル

上の画像の様にバスタオルをロール状にして股間に当ててみてください。

ポイント2:骨盤底筋に意識をフォーカスする

骨盤底筋の場所が分かったら、そこをギューッと締めてみましょう。

動いているかハッキリと分からない人は、入浴時に膣に指を入れて動かしてみてください。

骨盤底筋を動かした時に指に抵抗を感じられたらきちんと動いています。

ポイント3:動かす時にイメージしてみる

骨盤底筋を動かす時に以下のイメージをしてみてください。

  • 猫と尻尾をクルクルと自分の方向に丸める
  • クリトリスをお辞儀させる
  • 膣から麺類を吸い上げる

骨盤底筋は、体の奥にあり関節運動がないため自覚がしにくい筋肉です。

そのため、イメージしながら動かすことはとても有効です!

ポイント4:骨盤を正しい位置にして動かす

反り腰や椅子にズリっと座ると骨盤が正しい位置になく骨盤底筋は均整が保たれず効果的に動かすことができません。

そのため、骨盤底筋を鍛える時は、正しい姿勢を意識して動かしましょう。

もっと詳しい骨盤底筋トレーニングについてはこちらの記事を参考にしてください
骨盤底筋トレーニングをするなら骨盤底筋をしっかりと意識しましょう!
骨盤底筋の正しいやり方 あなたはきちんと動かせていますか?

出産後のセックスをのりきるための3つの対策

出産後は性欲が湧かなくても、膣のゆるみが戻らなくてもパートナーのことを思うと断れませんよね。

そして、久しぶりにやってみたら出産前となんか違う…、パートナーの反応も違う…

こんな微妙な空気になる前に、まずはパートナーには産後の体の変化について理解をしてもらいましょう。

これだけでも、膣のゆるみへの不安はだいぶ軽減できます。

そのうえで、試してほしいのが以下の3点です。

  • 潤滑ゼリーを使う
  • オーガズムに達してから挿入する
  • 膣の挿入にこだわらない

潤滑ゼリーを使う

出産後の体は性欲が湧かず、また育児の疲れや睡眠不足から膣の潤いが十分に得られない可能性があります。

膣が十分に潤わなければ、挿入時は痛み伴います。

痛みを感じれば、女性は苦痛です。

そして、そもそも産後は膣周辺は傷ついているのですから優しくしてあげる必要があります。

そのため、なるべく負担が無いようにするために潤滑ゼリーを使いましょう。

十分にオーガズムに達してから挿入する

骨盤底筋は、能動的に性反応に関連していると言われています。

そして、オーガズムに達すると骨盤底筋をはじめとする膣周辺の筋肉が収縮します。

しかし、出産後の体は性欲が無いため、そもそもオーガズムまで達せられるのかどうかは難しいかもしれません。

そんな時は、次の

膣の挿入にこだわらない

膣のゆるみで悩んでいる方は、きっと以下の様に思っているかもしれません。

  • セックス=膣の挿入
  • セックスは男性が主導で男性が満足すればそれでいい

こんな考え方が強くないですか?

膣の挿入だけがセックスではありません。

そして、セックスは大切なコミュニケーションです。

膣の挿入で満足させられないからとパートナーとのセックスを諦めるのではなく、セックスをコミュニケーションの1つと考え以下のことを考えてみましょう。

  • お互いがセックスを楽しむ
  • スキンシップを楽しむ
  • 膣の挿入にこだわらないセックスをする

こんな方法で出産後のセックスをのりきってみませんか。

妊娠・出産をきっかけにセックスレスになる事例は少なくありませんのでセックスをネガティブに考えるのではなくポジティブに捉えましょう。

まとめ

いかがでしたか。

膣のゆるみでパートナーの反応が気になるなら以下のことを理解してもらいましょう。

  • 産後は陰部が開きやすくなっていること
  • 膣のゆるみは時間をかけて戻っていくこと
  • 産後は性欲が湧きにくいこと

そして、膣のゆるみには骨盤底筋トレーニングを積極的に行うことです。

また、産後のセックスは膣の挿入にこだわらず、パートナー主導のセックスにせず以下のことに注目してみてください。

  • お互いがセックスを楽しむ
  • スキンシップをおおいに楽しむ
  • 膣の挿入にこだわらないセックス

こんなふうにセックスは男性のものと捉えずに、パートナーとの大切なコニュにケーションと考えて前向きに取組みましょう。

また、骨盤底筋トレーニングをご自分でやってみて以下の様な不安がありましたらぜひご連絡ください。

  • 骨盤底筋がどこだか分からない
  • 骨盤底筋が本当に動いているのか分からない
  • きちんと正しいトレーニング方法が知りたい
  • 膣が締められているのか分からない

骨盤底筋は、自分では動きが分かりにくい筋肉です。

一生懸命トレーニングしていても実は骨盤底筋が全然動いていなかったということは少なくありません。

今のうちから正しい骨盤底筋トレーニングをマスターしておきましょう。

お申し込み

 完全予約制
 営業時間:9:00 ~ 21:00 土日祝日も可
 場所:神楽坂駅1a出口徒歩2分、牛込神楽坂A3出口徒歩3分、東京メトロ飯田橋駅B3出口徒歩7分
 料金(税込):初回来店90分16,500円、初回オンライン90分13,500円、初回相談のみ60分9,800円
※クレジットカード可(JCB以外)

 骨盤底筋トレーニング詳細

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