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骨盤臓器脱(子宮脱)手術もリングペッサリーもできない時の3つの対策

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骨盤底筋パーソナルトレーナーをしております。20年以上看護師として現場で働き、骨盤底筋訓練の指導を1対1で5年間行ってきました。産後の尿漏れや膣のトラブルでお困りの方にお役に立つ記事を書いています。
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こんにちは。 骨盤底筋こつばんていきんパーソナルトレーナー北條ほうじょうゆきえです。

 

インナーユニットの1つである骨盤底筋こつばんていきんは、胴体どうたいの一番底にあり内臓を支えている筋肉です。

 

この骨盤底筋が弱くなると、膣めがけて膀胱ぼうこう子宮しきゅう直腸ちょくちょうなどの臓器が落ちてきます。

 

このような、膣から膀胱などの臓器が落ちてきてしまう病気を骨盤臓器脱こつばんぞうきだつと言い、女性特有の病気です。

 

骨盤臓器脱についてもっと詳しくはこちらをどうぞ

女性の骨盤底筋が弱くなると起こる病気、それは骨盤臓器脱(子宮脱)

 

骨盤臓器脱の治療には、手術をしない保存的療法ほぞんてきりょうほうと手術をする外科的療法げかてきりょうほうがあります。

 

手術をしない保存的療法では、膣の中に器具(リングペッサリー)を入れ臓器が落ちないように支えてあげます。

 

膣の違和感はあるけど、手術するほど困っていないという時、また何らかの理由で手術ができない時、多くの女性がリングペッサリーを使って様子を見ることになります。

 

しかし、稀にですがリングペッサリーが全く合わない方がいらっしゃいます。

 

そのような方は、膣の強い不快感を抱えたまま、日常生活を我慢するしかないのかと不安になりますよね。

 

でも、膣の中の器具を使わずに膣の強い不快感を軽減する方法が3つあります。

 

膣内器具を使わない3つの方法
  1. フェミクッション
  2. ライフケアベルト
  3. 生理用ナプキンで工作する

 

膣内器具(ペッサリー)を使用してから手術になる場合、膣の粘膜を安静にするために膣内器具を外さなくてはいけません。

 

そんな時にも、この3つの方法は有効です。

 

リングペッサリーが使えない人

膣から膀胱や子宮、直腸が下がってくると、ほとんどの方が最初にリングペッサリーを試します。

 

しかし、そのリングペッサリーを膣の中に入れてフィッティングしてみると、立ち上がっただけで出てきてしまったり、歩いていると違和感が強く痛みも感じてしまう方がいらっしゃいます。

 

このようにリングペッサリーが合わない方は

  • 膣の入り口が大きい
  • 膣の入り口が開いている
  • 膣の奥行きが広い
  • 膣の入り口が狭くて入らない
  • 膣の中に入れることに抵抗がある

などの膣とリングペッサリーのサイズが合わないという問題がほとんどです。

 

また、サイズの問題だけでなく、もともと大きな持病を持っているためリングペッサリーを使えない方もいます。そんな方は

  • 持病で皮膚がただれやすい
  • 持病で血をサラサラにする薬を飲んでいる

こんな持病をもっている方は、リングペッサリーを膣に入れると膣の粘膜を傷つけ、出血が止まらなくなってしまったり、ただれて感染してしまったりするリスクがあるため使えないのです。

 

以上のようなことから、膣から膀胱や子宮、直腸がでてきてしまっても何もできずに不快なまま過ごさなければいけない方がいらっしゃいます。

 

そんな、手術もまだできないしリングペッサリーが合わないという方に3つの方法をご紹介します。

 

リングペッサリー以外の3つの方法

まずは、一つのリングペッサリーが合わなくても、リングペッサリーには形が違うものが沢山りますのでそちらを試してみましょう。

 

リングペッサリーの種類についてはこちらの記事を参考にしてください。

リングペッサリーの種類は沢山あります!自分に合ったものを選ぼう!

 

しかし、それでも膣とリングペッサリーが合わない方がいらっしゃいます。

 

これからご紹介するのは、リングペッサリーのように膣の中に入れないで対応する方法です。

 

その方法は

膣内器具を使わない3つの方法
  1. フェミクッション
  2. ライフケアベルト
  3. 生理用ナプキンで工作する

 

1.フェミクッション

フェミクッションは、専用のシリコン製の装具とサポーターパンツで臓器が出ないように膣の外側から押さえつけるものです。

 

フェミクッションは、スターターキットとしてセットで売られており、その中には卵型のシリコン製の装具が大・中・小入っているので自分で一番フィットするものを選んで使います。

 

購入する時は、自分に合ったサポーターパンツのサイズを選びます。

 

フェミクッションの個人的な印象

フェミクッションは、卵型のシリコン製の装具を膣の所に直接当てます。そのため、装具を清潔に保つために毎日のお手入れが必要となります。

 

直接当てるなら毎日きれいにするのは大切ね、どんなふうに洗うのかしら?

Aさん

 

この卵型のシリコン製の装具を洗う時は、装具の中に水が入らないように栓をして洗います。

 

洗う作業が少し細かいため、視力が悪い方や手先の細かい動きが難しい人には大変かもしれません。

 

また、装具がフィットするためにサポーターパンツの上からベルトのようなもので押さえつけています。

 

そうすると、トイレで用を足す時、少し手間がかかりますので余裕を持ってトイレに行くことが必要です。

 

フェミクッションで膣の強い違和感が良くなる方もいますし、そうでない方もいます。合うか合わないかは試してみないと分かりません。

 

フェミクッションを購入する時は、お手入れ方法や使用方法などをよく見て、自分に合うかどうか自分で判断してから購入してください。

 

フェミクッションはネット通販でも購入することができます。

 

2.ライフケアベルト

ライフケアベルトは、フンドシの形がベルトになっていて、ベルトは弾性でマジックテープで簡単に取り外しができます。

 

自分のショーツの上からライフケアベルトを締めて膣から出ないように押さえつけます。

 

ライフケアベルトの個人的な印象

ライフケアベルトは、自分のショーツの上から押さえつけ、マジックテープで簡単に取り外しができるので手軽に使えます。

 

ベルトは伸縮性があるので、膣から完全に出ている人や強く締め付けたい人には少し弱いかもしれません。

 

 

3.自分で工夫してみる

この方法は、老年泌尿器科学会にて名古屋赤十字病院の加藤先生が紹介れていたのもです。

 

生理用ナプキンがあれば簡単に作れます。

 

生理用ナプキンなら何でも大丈夫?

Aさん

 

羽の無い物がいいかもしれませんね。尿漏れ用のパットでも大丈夫ですよ。

ゆきえ

 

包装から取り出します。

ナプキン

 

テープをはがして、テープの粘着側を内側にして写真のようにロール状にします。

ナプキンでロールを作る

 

これでナプキンは完成です。小さければ2枚重ねにするなど大きさはご自分で調整してください。

ロール状ナプキン

 

ロール状になったナプキンをショーツの置いて履くだけです。位置は違和感がない所で調整してください。

ナプキンをショーツに置く

いつも履いているショーツで大丈夫?ガードル履いた方が押さえられるかな?

Aさん

 

いつものショーツで大丈夫です。でもきついガードルは逆効果ですよ。

ゆきえ

 

きついガードルは股間だけでなく腹部も圧迫します。腹部が圧迫されると膣から臓器が押し出されやすくなってしまいます。

 

そのため、ガードルを履いく時は、ソフトタイプのガードルにしましょう。

 

個人的な印象

これは、新たに購入しなくてもあるもので対応できますので直ぐに試すことができ、また低コストといのが大きなメリットです。

 

この方法が効果あるかどうかは、試してみないと分かりません。

 

実際に、この方法では不十分って方おられましたし、この方法が凄く良かったという方もいらっしゃいました。

 

手軽に試せますので、リングペッサリーが合わないで困っている方は試してみてください。

 

まとめ

骨盤臓器脱による不快な症状があり、手術もできないしリングペッサリーも合わない人の場合の3つの対策は

膣内器具を使わない3つの方法
  1. フェミクッション
  2. ライフケアベルト
  3. 生理用ナプキンで工作する

 

ただ、症状が進行していて膣から完全に出ている場合、今回ご紹介したもので効果が得られない可能性があります。

 

その場合は、出ている所に摩擦が起きないように、こすれてただれたり出血したりしないように注意することが大切です。

 

膣から常に出ている場合、粘膜が乾燥しただれやすくなります。

 

そのため、出ている部分に軟膏を塗ったり(軟膏は医師に処方してもらいましょう)、動かない時は、膣から出ている部分を膣の中に押し込んだりし粘膜を保護しましょう。

 

今回ご紹介したものは病院に行かなくても自分で試すことができます。

 

しかし、合うか合わないかには個人差があります。

 

そのため、試してみる時はご自分で良く調べてから試してみてください。

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