こんにちは。看護師歴28年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です
出産後に尿もれが気になるママは少なくありません。
尿もれしたら「自分もそんな年になってしまった」と少し落ち込みますよね。
実は私も、トイレが我慢できなくて少し漏れることがありました。
女性にとって尿もれがどれだけショックか分かります。
尿もれにては下記の5つのタイプがあります。
- 腹圧性尿失禁
- 切迫性尿失禁
- 混合性尿失禁
- いつ流性尿失禁
- 機能性尿失禁
この中の切迫性尿失禁とは、トイレに行きたい時我慢できずに漏れてしまう尿もれです。
切迫性の尿もれはちょっとした気づきで軽快することがあります。
今回は、そんなちょっとした気づきで良くなってしまった方をご紹介します。
あとちょっとで漏れてしまうのはなぜか
トイレに行きたい時、本来なら脳から「出してOK」というGOサインが出るまで我慢できます。
しかし、あと少しというところで漏れてしまうのは、膀胱が自分の意思とは関係なく尿を出そうとしているからです。
そのため、いくら自分が我慢をしたくても力尽きたように「もう無理!」という感じで少し漏れてしまいます。
産後の尿漏れをネットで調べてみると、いろいろ所に骨盤底筋を鍛えれば治ると書いてありますよね。
産後の尿もれには骨盤底筋を鍛えることはとても効果的です。
しかし、我慢できない尿もれには骨盤底筋トレーニングに加えてトイレの記録を付けることをおすすめします。
産後に尿漏れになるのは仕方ないと諦めていませんか
産後の尿もれは珍しいことではありません。
しかし、だからと言って諦めて何もしないのはダメです!
特に子育中のママの場合「子育てが落ち着くまでは」と自分のことを後回しにしてしまいます。
産後の尿もれは産後すぐからの対応をお勧めします。
産後の骨盤底筋トレーニングはマストです。その上で、トイレの記録を3日間つけてみましょう。
3日間のトイレの記録をするってどういうこと?
トイレに行った時間と尿の量を測り記録をしていきます。
1日だけでは平均的なトイレのパターンが分からないので最低でも3日間記録をしましょう。
1日中、トイレに行った時の時間と尿の量、飲んだ水分の量、漏れた時の状況を記録していきます。
そうすると、自分の膀胱はどれくらいの尿を溜められるのか、またどれくらいしか溜められないのかが分かります。
自分のトイレのパターンを知っでどうするのか
トイレの記録を3日間つけてみると自分のトイレパターンが見えてきます。
トイレの記録で分かることは以下の様なことです、
- 膀胱に溜められる尿の量
- どんな時に漏れているか
- 水分の取り方は?
- 尿量が少ない時はいつ?
- MAXで溜められたのはいつ?
これが分かると自分の膀胱がどんな動きをしているかに気づくことがでできます。
そして、我慢できない尿もれタイプによく見れる記録は以下の様なものです。
- 起床時の尿量が一番多く溜められる
- 起床時の多い排尿量でも漏れていない
- 我慢できずに漏れる時の尿量は起床時のより少ない
起床時の尿量は沢山溜められ、しかも漏れていない。なのに、昼間のトイレでの尿量は少なめなのに我慢できないで漏れることが多いんです。
1日の中で一番多い排尿量が膀胱にためられるのMAXの尿量ということになります。
そのMAXの尿量を知り「自分はこんなに尿を溜められる」と自覚することが大切です。
そして、トイレに行きたいと思った時は、「自分はちゃんと尿を溜められるから大丈夫」と焦らずに気持ちを落ち着かせることがポイントとなります。
そして、それと同時に骨盤底筋をしっかりとしめてトイレに行きたいという気持ちが薄らいでいくまで待ちましょう。
これは膀胱訓練といわれるトレーニングで我慢できない尿漏れにとても有効なんです。
おさらいすると
- トイレの記録をして
- 自分のMAX溜められる量を把握
- トイレに行きたい時、骨盤底筋を締める
- 自分の膀胱は沢山溜められると自信を持つ [wp-svg-icons icon=”arrow-left” wrap=”i”] ここポイント
膀胱訓練について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
女性の我慢できない尿漏れに有効な膀胱訓練のポイント
トイレの記録について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
排尿トラブルの診断で重要となる排尿日誌、排尿日誌の正しい書き方とポイントを分かりやすく説明します。
トイレのパターンを知っただけで尿漏れが良くなったケース
産後の尿漏れで骨盤底筋トレーニングに来たBさん
- 30歳前半
- 2016年に1人目を出産
- 保育園が見つかり職場復帰予定
- 尿もれで骨盤底筋トレーニングをマスターしたい
Bさんは、尿漏れがあるため事前にトイレの記録を書いていただきました。
そして、Bさんの尿漏れが起きた状況を詳細に確認をしていくと、我慢できなくて尿もれしたことがあるとのことでした。
くしゃみと我慢できない尿漏れの頻度を確認すると、我慢できない方が多いのとのこと。
そこで、トイレの記録をチェックしてみるとBさんの朝一番の尿量はいつも500ml越えていました。
そこで、私はBさんへ
- Bさんの膀胱は500ml溜められる
- トイレに行きたい時は焦らずに自分の膀胱を信じる
- トイレに行きたいと思ったら骨盤底筋を強く締める
- トイレに行きたい時トイレ以外のことを考えること
これらのポイントを注意するようにお伝えしました。
そして、2回目トレーニングにやってきたBさんから「溜められる良い膀胱って聞いたら安心してあれから尿漏れ落ち着きました」とケロッとしていました!
Bさんの場合は、膀胱訓練も必要なく自分の膀胱のキャパを知っただけで尿漏れが良くなってしまいました!
その後のBさんは骨盤底筋トレーニングも上手にできていたので即終了となりました!
まとめ
いかがでしたか。
産後の尿漏れでも、あと少しで我慢できなく漏れてしまう尿漏れには骨盤底筋トレーニングだけでなくトイレの記録がとても有効です。
トイレの記録をして自分のMAX尿量を知り、膀胱のキャパを把握するだけで尿漏れが良くることがあります。
そして、トイレに行きたいという衝動にかられた時は以下のことに注意する。
- 自分の膀胱は沢山溜められると自信を持ち
- トイレ以外のことを考えて焦らない
これらのポイントに注意するだけ我慢できない尿漏れは良くなります。
- 我慢できずにあと少しのところで漏れてしまった
- 骨盤底筋を鍛えているけど変化が無い
- 育児休暇明けの職場復帰までになんとかしたい
このような産後のママがいらしたら、私がお力になれますのでご連絡ください。
お申し込み
完全予約制
営業時間:9:00 ~ 21:00 土日祝日も可
場所:神楽坂駅1a出口徒歩2分、牛込神楽坂A3出口徒歩3分、東京メトロ飯田橋駅B3出口徒歩7分
料金(税込):初回来店90分16,500円、初回オンライン90分13,500円、初回相談のみ60分9,800円
※クレジットカード可(JCB以外)