こんにちは。看護師歴28年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です
妊娠してお腹が大きくなってくると尿漏れを経験する女性は少なくありません。
今まで尿漏れをしたことのない女性にとってはショックかもしれません。
しかし、女性は体の構造上、尿漏れしやすい体なんです。
だから、尿漏れしたからといって必要以上に落ち込まないようにして少しゆったりとした気持ちでいましょう。
妊娠中はいろいろとストレスを感じますよね。妊娠期間を少しでも快適に過ごすせるように、ここでは妊娠中の尿漏れの原因を分かりやすく解説し、今日からできる3つの対策をご紹介します。
妊娠すると尿漏れしてしまうのはどうして？
妊娠をして尿漏れしてしまう１番の原因は、大きくなった子宮が膀胱を圧迫してしまうからです。このような尿漏れを腹圧性尿失禁と言います。
また、妊娠するとホルモンの影響で筋肉がゆるみやすくなっています。
そうすると、膀胱や尿道を支えている筋肉もゆるんでしまいます。
その状態でお腹に圧がかかるとしっかりと支えられなくなり尿漏れしやくすなってしまうんです。
妊娠中の尿漏れを快適に過ごすための3つ対策
妊娠中はいろいろなストレスがあります。
少しでもストレスが軽減できるように尿漏れしても快適に過ごせるよう工夫をしましょう。
1.自分に合ったパッドをつける
妊娠中の尿漏れは一時的なものです。そのため、今だけだからと身近にある生理用ナプキンを使いがちです。
しかし、生理用ナプキンは血液を吸収するために作られたものです。そのため尿漏れには適していません。
妊娠中の尿漏れには尿漏れ専用のパッドを使いましょう。
尿漏れ専用のパッドは、尿の吸収力にもすぐれデオドラントや消臭効果がありますので尿漏れしても快適に過ごせます。
尿漏れで生理用ナプキンがNGの理由を私が動画で解説しています。
2.尿を溜めすぎないようにする
妊娠中は体が思い通りに動かないためトイレも少し億劫になりがちです。
尿を溜めすぎると大きな子宮が膀胱を圧迫しているため漏れやすくなります。
尿意を感じたら我慢しすぎずにトイレに行くようにしましょう。
3.神経質になりすぎない
妊娠中の尿漏れは妊娠による体の変化で起きているのです。
産後も骨盤底筋のダメージから尿漏れしやすくなりますが、これらは妊娠、出産による体の変化です。
産後に尿漏れ対策をきちんとすれば改善できますので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
そもそも女性は尿道が短いため尿漏れしやすい体の構造ですから少しゆったりとした気持ちで妊娠中の尿漏れに向き合いましょう。
もし妊娠後期に多量の尿漏れがあったら
そろそろ出産という時期にけっこう多めの尿漏れがあった場合は破水も考慮しましょう。
自分では尿漏れなのか破水なのか分からないという場合は、迷わずにかかりつけの産科に問い合わせをしましょう。
大丈夫かなと自己判断でそのままに放っておくのは危険です。躊躇せずに主治医に電話しましょう。
まとめ
妊娠して尿漏れする主な原因は下記の2つ
- 子宮が大きくなり膀胱を圧迫するから
- ホルモンの影響で筋肉がゆるむから
そして、妊娠中に尿漏れしたら下記の3つの対策を心がけましょう。
- 尿漏れ専用のパッドを使用する
- 尿を溜めすぎない
- 神経質になりすぎない
妊娠、出産による体の変化で尿漏れは起こりやすくなっています。
しかし、産後に妊娠前の体に戻っても尿漏れをするなら積極的な対応が必要です。
尿漏れには骨盤底筋という筋肉が深く関わっています。そして、妊娠・出産でこの骨盤底筋は弱くなっています。
産後は、出産による痛みが無くなったら積極的に骨盤底筋を鍛えましょう。
骨盤底筋を動かすことで骨盤ないの血流も増加するので産後の骨盤復古にもつながりますよ。
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