我慢できない尿もれ

我慢できない尿もれ

我慢できない尿もれタイプとは、トイレに行きたい時に我慢できずに漏れてしまうタイプです。

このよう尿もれはとても焦り切迫感を伴うため切迫性の尿もれとも言われています。このタイプの尿もれには薬がもっとも効果的です。

そのため、我慢できない尿もれがある方は、まずは病院を受診することをおすすめします

その上で、同時に骨盤底筋を鍛えたり、水分の摂取パターンを見直すことが大切です。

排尿の日記をつけ飲水や生活パターンを客観的に分析することで沢山の気づきが得られます。

水分の摂り方や生活習慣を見直しなどその方にあった指導を行います。

また、骨盤底筋は鍛えるだけでなくその方の筋肉の柔軟性を判断してトレーニングをすすめていきます。

こんな方におすすめ

  • いつもトイレのことが心配
  • 家が近くなると急な尿意
  • トイレに行く途中で少し漏れる
  • 服を脱ぐ最中に少し漏れる

尿もれの原因

我慢できない尿もれの原因には、神経系とそうではないものがあります。

✔️ 神経系が原因:脳の病気や脊髄の病気、末梢神経系の病気など
✔️ 神経系以外が原因:骨盤底筋の問題、女性ホルモンの低下、心の問題、原因不明など

我慢できない尿もれは、いろいろな原因が引き金となって起こります。ここでは、骨盤底筋についてお話します。

骨盤底筋イラスト

✔️ 膀胱の動きを止められない
✔️ 尿が止められず出てしまう

ということが起こり、我慢したいのに自分の意思ではコントロールできずに漏れてしまいます。

対処法

ひどい我慢できない尿もれには、薬が最も有効です。そのため、まずは病院を受診しましょう。

しかし、薬だけでコントロールするのはなかなか難しい方が多くいらっしゃいます。また、困っているけど薬を飲むほどではない方もいらっしゃいます。



薬だけでコントロールが難しい方は、薬とそれ以外を組み合わせることが大切です。薬以外で代表的なものは以下の3つです。

✔️ 膀胱のトレーニング
✔️ 骨盤底筋トレーニング
✔️ 干渉低周波治療(ウロマスター)

干渉低周波治療(ウロマスター)は保険適応で病院で受けることができます。

 

 骨盤底筋トレーニング詳細

膀胱のトレーニングとは

我慢できない尿もれには、膀胱のトレーニングと生活指導がとても効果的です。

膀胱のトレーニングとは

トイレに行きたいと感じた時、骨盤底筋を締めトイレを我慢するのが膀胱のトレーニングです。しかし、このトレーニングは自分の意思でしっかりと骨盤底筋を動かせなくてはできません。膀胱のトレーニングを効果的に行えるようにするためにも、骨盤底筋を鍛えることはとても大切です。

生活指導は主に、水分摂取とダイエットです。

水分摂取

排尿の記録を3日間し、その記録からトイレに行くパターンや水分摂取などを客観的に分析し生活スタイルを見直します。尿もれと生活スタイルは密接に関係していますので、生活習慣の見直しはとても重要なポイントとなります。

ダイエット

トイレが近い、残った感じ、尿もれなどの症状(下部尿路症状)は、メタボリック症候群(高血圧、糖尿病、高脂血症など)と関係があると言われています。

2)高橋悟編(2015)『LUTS診療ロードマップ』メジカルビュー社.

そのため、BMIで肥満傾向にある方は生活スタイルの見直しとともに食事も見直していただきダイエットも積極的に促していきます。

 

 

 骨盤底筋トレーニング詳細

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