10代女の子の尿漏れ 爆笑やジャンプで漏れてしまう尿漏れの原因と対策

こんにちは。骨盤底筋パーソナルトレーナーの北條ゆきえです。
尿漏れは若い人には関係のない話と思うかもしれません。
でも、10代の女の子でも尿漏れになる可能性はあります。
10代の女の子で考えられる尿漏れには、
- 我慢できない尿漏れ
- お腹に力を入れた時に漏れる尿漏れ
この2つが考えられます。
10代女の子の我慢できない尿漏れは、とても複雑です。詳しくはこちらを参考にしてください。
10代女の子の尿漏れ トイレの我慢ができなくて漏れる尿漏れは
10代の若い女の子なら尿漏れは友達にも言えないし、親にも言いにくいかもしれませんね。
爆笑した時やジャンプした時などのお腹に強い力が入った時に漏れる尿漏れには、体の底にある見えない筋肉を鍛えると効果があると言われています。
今回は、爆笑やジャンプの時に起こる尿漏れの原因とその対策について分かりやすく説明します。
これからお話しすることは、一般的な事になります。
もし、体の底にある筋肉を一生懸命鍛えても尿漏れが改善しない時は必ず泌尿器科を受診しましょう。
必要以上に深刻にならなくてもいいのですが、本来なら漏れなくていい尿が漏れてしまうということは、体からの何かの信号かもしれません。
ですから、ある程度(2~3ヶ月くらい)自分で期間を決めて頑張ってみて、良くならないのなら親に相談して病院で調べてもらいましょう。
もくじ
10代女の子の爆笑やジャンプで漏れてしまう尿漏れ
爆笑したりジャンプをしたりして尿が漏れてしまうのは、体の奥底にある筋肉が弱いために起こります。
この体の一番奥底の筋肉を骨盤底筋と言います。
この骨盤底筋は、お腹の中の臓器を支える役割をしてくれています。
そして、爆笑したりジャンプをしてもこの骨盤底筋がしっかりと膀胱や尿が出てくる道(尿道)を支えているので尿は漏れません。
しかし、骨盤底筋が弱いと、爆笑やジャンプで強い力がお腹に入った時、尿道をしっかいと支えきれずにグラグラと動いてしまい尿が漏れてしまうのです。
骨盤底筋が弱くなるのはどうして?
Aさん
そうね、10代の若い女の子で考えられるのは…
ゆきえ
ひどい便秘(排便時のいきみ)
凄く息むスポーツを毎日している
運動不足によるもの
筋肉が単純に弱い
これらの他に稀にですが遺伝的な場合もあります。
また、著しい肥満も脂肪でお腹を圧迫しているので尿漏れの原因になります。
10代女の子の爆笑やジャンプなどの尿漏れ対策
爆笑やジャンプで漏れる尿漏れの対策は、骨盤底筋を鍛えることとお腹に力が入って尿が漏れる前に骨盤底筋を締めるということです。
お腹に力が入る前に締めるという対策は、ある程度、骨盤底筋の筋力が必要となります。
骨盤底筋の筋力は直ぐにアップすることは難しく、最低でも2~3ヶ月かかります。
なので、2~3ヶ月頑張って骨盤底筋を鍛えても効果が無い場合は、膀胱や尿を出す働きに問題があるかもしれません。
10代の女の子の尿漏れの原因は、とても沢山あり複雑です。
そのため、骨盤底筋を鍛えても良くならない場合、体や神経、心など他の問題を考えなくてはいけないのです。
骨盤底筋の鍛え方の4つのポイント
骨盤底筋を鍛える時のポイントは、自分の骨盤底筋の場所をしっかりと認識し、
意識を骨盤底筋にフォーカスして動かすことが大切です。
頑張って骨盤底筋を鍛える体操をしていても、そもそも骨盤底筋を意識できないのなら良い動かし方とは言えません。
ポイント1:骨盤底筋の場所を認識する
骨盤底筋は体のどこにあるの?
Aさん
簡単に言うと自転車に乗ってサドルに当たる部分が骨盤底筋ですよ。
ゆきえ
サドルって何となくひし形ですよね、骨盤底筋もひし形の形をしています。
それで、自転車に乗ってピッタリとサドルに当たる部分が骨盤底筋なんですよ。
また、椅子に座る時、バスタオルかタオルをロール状にして椅子の中央に縦に起き、タオルの部分が股間の中央に来るように座ってみてください。
その、タオルが当たっている部分が骨盤底筋になります。
ポイント2:骨盤底筋に意識をフォーカスする
骨盤底筋の場所が分かったら、そこをギューッと締めてみましょう。
タオルを置いた椅子に座っているとタオルと骨盤底筋が接していて動くのを少し感じられるかもしれません。
ちょっと動いているかどうか分かりません…
Aさん
分からなくても心配しないでくださいね。そういう方も多くいらっしゃいますから。
ゆきえ
動いているかハッキリと分からない人は、以下の方法で確認をしてみてくださいね。
排尿している途中で尿が止まるかどうか
しかし、尿道に負担がかかるためこれを頻繁にするのはダメ!
これらの確認で、尿を止めることができていれば骨盤底筋が動いていることになります。
ポイント3:動かす時にイメージしてみる
そんな簡単に言われても動かないわよ!
Aさん
Aさん、顔が変わってる!それほどイライラするってことですよね。では動かす時にイメージをしてみましょう。
ゆきえ
自分のお尻からしっぽがはえていると想像してください。そのしっぽをクルクルと自分の方向に丸める様なイメージ
尿の出口と肛門を前後でギューッとくっつけるイメージ
オナラを我慢して肛門を締めたらそのまま奥に力が移動するイメージ
硬いウンチを途中で切る感じで肛門を締め体の奥に吸い上げるイメージ
骨盤底筋は、インナーマッスルの1つで関節運動がないのでとても自覚がしにくい筋肉です。
そのため、イメージしながら動かすことはとても有効です!
ポイント4:骨盤を正しい位置にして動かす
骨盤が前に傾いていたり、後ろにズリっとしていると骨盤底筋は均整が保たれず効果的に動かすことができません。
そのため、骨盤底筋を鍛える時は、正しい姿勢を意識して動かしましょう。
また、骨盤底筋を鍛える時は、全身に力が入らないように注意しましょう。
そして、余裕ができたら、深呼吸でリラックスして息を吐いている時に骨盤底筋を締められるようにしましょう。
もっと詳しい骨盤底筋トレーニングについてはこちらの記事を参考にしてください。
骨盤底筋トレーニングをするなら骨盤底筋をしっかりと意識しましょう!
お腹に力を入れて尿が漏れる前に骨盤底筋を締める
この方法は、ある程度、骨盤底筋の筋力が必要となります。
爆笑やジャンプなどの漏れなら、それをする前に尿道を締めることで尿漏れを防ぐことができます。
締めるのは骨盤底筋です。骨盤底筋を締めれば尿道もしまります。
きっと今までは無意識に大笑いをしたりジャンプしたりで締める動作はしていなかったことでしょう。
これからは、お腹に力を入れる前に骨盤底筋をしめるように癖をつけましょう。
もしパッドを使うなら
尿漏れが心配でパッドを使うなら、尿漏れ専用のパッドがおススメです。
それは、尿漏れ専用のパッドの方が皮膚のタダレや臭い対策がきちんとされているし、尿漏れの量でパッドを選べるからです。
しかし、10代の女の子が尿漏れ専用のパッドを買うのは抵抗があると思います。
その時は、生理用ナプキンを代用してもいいでしょう。
ただ、生理用ナプキンを代用するなら頻繁に交換することを心掛けげくださいね。
頻繁に交換をしなければ、皮膚のかぶれの原因や臭いの原因になりますので注意しましょう。
最後に
尿漏れでネット検索をするといろいろな対策が出てきます。
尿漏れにはサプリメントが効くとか特別なショーツを履くとかいろいろと出てきます。
あ…!私サプリを試してみようと思ってたわ
Aさん
試すのほ本人の自由ですから全く問題ないですよ
ゆきえ
ただ、一番基本的な事を忘れないでいただきたくないのが、一度はきちんと泌尿器科の診察を受けるということです。
ネットで紹介されている対策を自分で理解して納得して、そのうえで実践するのは自由です。
しかし、これらを実践しても尿漏れがいっこうに良くならないのであれば、
自分の中である程度の期間を見て見切りをつけることも大切です。
もし、泌尿器科を一度も受診せずにネットで紹介されている対策だけを実施している方は、
ある程度「ここまでやっていみる!」という期限を自分の中で決めておきましょう。
そうしなければ、良くならないのにダラダラと時間だけが過ぎて行ってしまいますからね。
そして、10代という若さで尿漏れするのは、体のどこかに問題があるからかもしれません。
その場合は、早め早めの対策が大切ですから、病院できちんと調べてもらいましょう。
病院では、いきなり痛い検査などはしませんから安心して行ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
10代女の子の爆笑やジャンプの尿漏れの対策は3つ
腹圧がかかって尿が漏れる前に骨盤底筋を締めること
生理用ナプキンを使うなら頻繁に交換すること
骨盤底筋を鍛える時のポイントは4つ
骨盤底筋の場所を認識する
骨盤底筋に意識をフォーカスする
動かす時にイメージしてみる
骨盤を正しい位置にして動かす
10代女の子の爆笑やジャンプの時の尿漏れに対して、副作用が無く一番安全で手軽に始められるのが骨盤底筋トレーニングです。
骨盤底筋トレーニングを2~3ヶ月頑張っても、尿漏れが改善しないのなら尿漏れの原因を泌尿器科できちんと調べてもらいましょう。
10代の女の子は活発に動く機会が多いはずです、それなのに尿漏れが気になって活動に制限をするのは体にも心にも負担になってしまいます。
沢山の負担を感じる前に、尿漏れを改善するために前向きに取り組んで行きましょう。
もし、友達にも親にも相談したくない、病院にも行きたくないという時は一度ご相談くださいね。