女性泌尿器科専門ナースが語る尿漏れ実体験!

女性の尿漏れ 女性の頻尿

尿漏れ体験アイキャッチ

こんにちは。看護師歴28年、 骨盤底筋トレーニング【YUI】の 北條裕紀恵です

今回は何かのヒントになればと思い、私の尿失禁の実体験を書きたいと思います。

はじまりは…

診察風景

私は37歳になるまで排尿の問題はありませんでした。ちなみに出産経験はありません。

どちらかというとトイレは遠くて1日5回以下でした。長時間トイレに行かなくても平気でした。

そんな私が排尿で不安になったのは女性泌尿器科担当になってからでした。

私はそれまで尿失禁や頻尿などの知識はありませんでした。

2010年に女性専用外来へ異動になり婦人科と泌尿器科担当になりました。

そして、泌尿器科外来診察の患者さまの症状を聞いているうちに、自分もなるかも?と思うようになり尿漏れを知れば知るほど不安が大きくなりました。

我慢できない切迫性の尿漏れの原因の1つに心因性があります。

私の過去一番のピンチは

バス

私が一番トイレに困ったのは、2012年3月のタイ旅行で離島に向かうバスの中でした。現地到着まで3時間~4時間ほどかかりました。

ちなみにこの時まで高速道路の渋滞でトイレの不安を感じることはありませんでした。

バスの中はクーラーが効いていて冷えていました。バスにはトイレがなさそうでした。

ガイドさんから冷水のペッドボトルが配られましたが一滴も飲めませんでした…

もちろん、バスに乗る前にはトイレは済ませておいたのにバスが走り出して2時間くらいでトイレに行きたくなり現地に着くまでドキドキが止まりませんでした。

なんとか我慢でき現地に到着。

バスから降りて船着場まで歩いき、ボートで島に渡りました。

そして、ホテルについてから「そういえばトイレに行きたかった」と思い出しました。

結局、バスから降りた途端にホッとしてトイレのことは忘れていました。

そして、帰りのバスでも同じ様になりました。

この時の状況は、尿が溜まりトイレに行きたいのではなく不安で精神的にドキドキしていました。

そして、切迫性尿失禁になる

初めて切迫性尿失禁を体験したのは、2014年の冬でした。

仕事中、診察介助についているとトイレに行きたいと思っても直ぐに行くことはできません。

そして、何とか我慢してトイレへ行きドアの鍵を閉めたと同時にちょっとだけ漏れてしまいました。

初めて漏れて驚きました。そして、これが切迫性尿失禁だと身を持って体験しやはりショックでした。

この時をきっかけに我慢できずに少し漏れてしまう回数が増えました。

漏れる回数が増えたのは自分へのプレッシャーが強くなったからだと思います。

膀胱訓練をしようと思ってもどうしても焦ってしまい上手くできませんでした。

そして、私の尿漏れの原因は精神的なものだと思い薬ではなくて膀胱訓練を頑張ろうと思いました。

発症した原因を考えてみる

ストレスフル

私は2014年8月に離婚をし生活が変わりました。

自覚していませんでしたがやはりストレスはあったのだと思います。

その後、酷いときは毎日1回は我慢できずに漏れるようになりさすがに落ち込みました。

仲の良い泌尿器科の女医さんに相談してみたところ、「精神的ストレスが原因じゃない?」って言われて納得しました。

私のようにある日突然、切迫性尿失禁を発症する人は少なくありません。

また、お酒を飲む時だけ出る方もいらっしゃいます。

どんな時に症状が強くなったか

寒い

私の場合は仕事中でした。それは自分のタイミングでトイレに行けないためです。

もうダメ!という時は他のスタッフに仕事を変わってもらうことも度々ありました。

また、冬の寒い時期だけ発症しました。

あとは、家の玄関の前に着くと突然尿意が強くなることもありました。

自分はトイレが近いと自覚するようになると飲み会でも不安で頻尿になり、医師からは「それはもう過活動膀胱だね」と言われるほどでした。

ひたすら膀胱訓練を繰り返す

膀胱訓練

私は諦めずに膀胱訓練を続けました。

そして、2016年にはトイレに焦ることはあるものの漏れなくなりました。

膀胱訓練を続けることで我慢できるコツが分かるようになったからです。

1番のコツは、深呼吸してリラックスし焦らないことです。

あせらない

膀胱訓練のポイントは

悩む

膀胱訓練のポイントは以下の3つ

  • 吐く方の息を長くして深呼吸してリラックス
  • 骨盤底筋を締める
  • トイレ以外のことを考える

リラックスできない時は、強制的に肩を動かしてリラックスできるようにしましょう。

焦るとトイレのことばかり考えてしまいます。

トイレ以外のことに集中して気を紛らわすことが大切です。

尿漏れした時は…

私は、尿漏れしても治療法はいくらでもあるから大丈夫と前向きに考えるようにしました。

そして、仕事中はトイレに困ることがあるので同僚には「頻尿でトイレがやばいかも」と自分から言うようにしました。

大切なことは、尿漏れで一人で悩まないことです。

尿漏れの治療法はたくさんあります。深刻になる前に泌尿器科に相談してください。

尿漏れが恥ずかしい時は、女性医師を選んで受診してくださいね。

まとめ

現在の私は、時々切迫感はあります。

そんな時は、直ぐに骨盤底筋を締めて膀胱訓練します。そうすると焦らずに我慢できます。

膀胱訓練の方法はこちら

尿漏れで一度も泌尿器科を受診したことがないのなら、泌尿器科専門で診察を受けることをお勧めします。

女性は泌尿器科を受診するのが恥ずかしいかも知れませんが、そんな時は女性医師を選んで行きましょう。

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